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最新工作機械シェアランキング!

平成25年~26年の工作機械業界の業界規模(主要対象企業44社の売上高計)は3兆5,415億円となっている。

平成25年は設備投資の増加、欧州需要の増加で回復基調
平成19年までの工作機械業界は、世界的な自動車需要の波に乗り外需を中心に業績を拡大してきました。しかしながら、平成20年秋の世界的な景気悪化の影響を受け事態は急変。自動車産業を中心とした製造業で設備投資の抑制が影響し、業績は急速に悪化しました。
平成22年から23年にかけて増加に転じましたが、欧州の債務危機や中国をはじめとしたアジア経済の減速などの影響で横ばいに。平成25年には国内の設備投資の増加、欧州の航空機、産業機械向けなどの需要が旺盛で、再び増加に転じました。

製造業の設備投資に比例する傾向に、新興国での市場開拓がカギ
工作機械業界の動向は、製造業の設備投資の動向に比例する傾向があります。そのため、自動車をはじめとした製造業の業績が明暗を握っており、こうした製造業の業績が本格回復し、資金が設備投資に回されるまで工作機械業界の本格な需要回復は見込めません。
一方で、日本の工作機械メーカーの受注額は27年連続で世界一を記録しており、高精度化されたNC装置等には世界的にも定評があります。
先進国での製造業の動向にはいまだ不透明感が漂いますが、中国や東南アジアなどの新興国では回復の兆しが出てきました。こうした世界的にも評価の高い製品を武器に、新興国での市場開拓が今後のカギと言えそうです。

工作機械業界 売上高&シェアランキング TOP10

順位 企業名 売上高
(億円)
売上高シェア
1 ファナック 4,509 12.7%
2 マキタ 3,832 10.8%
3 安川電機 3,635 10.3%
4 アマダ 2,564 7.2%
5 THK 1,854 5.2%
6 不二越 1,756 5.0%
7 森精機製作所 1,607 4.5%
8 ジェイテクト 1,559 4.4%
9 オークマ 1,343 3.8%
10 日立工機 1,333 3.8%

※シェアとは工作機械業界規模(対象企業の44社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで工作機械市場における各企業の占有率を知ることができます。

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